愛犬の出産をお考えの方へ
かわいい愛犬の子犬、見てみたいですよね。
でも、ちょっとまって。生まれてくる子犬のこと、考えてくださいね。
Q.同じ種類の犬同士でも、交配してはいけない毛色の組みあわせはありますか。
A.簡単な見分け方としては、お鼻の色が薄い犬同士は、要注意です。
色素の薄い子は、100%ではありませんが、体が弱くなりやすいです。
ブルー・イザベラ・クリームなどの薄い毛色のチワワやダックス、
ダックスのダップル(体に斑点がある子)は
交配前に血統書を見て、先祖を知る必要があります。
(もちろん、どのような交配でも、血統書を見ることは重要です)
犬種によって、良い組み合わせ・悪い組み合わせがあるので、迷った時はお問い合わせください。
トイプードルは、原則として同色同士の交配といわれています。
しかし、レッドは中間色なので、同色交配を続けていくと色素が薄くなっていきます。
色素を濃くするために、プロのブリーダーさんは異なる色同士の交配をすることがありますが、これは血統書などで先祖を見て検討を重ねた結果のことです。
血統書を検討せずに、単純に「同色がよい」「異なる色がよい」とは言えないのです。
Q.絶対「子どもはこの色!」ときめています。確実に狙った毛色の子犬を産ませるには?
A.遺伝は確率論なので、確実にこの毛色!という子を確実に産ませることは不可能です。
仮に、狙った毛色の子が1頭生まれたとしても、他の数頭の引き取り先はございますでしょうか?
全く思うような子が得られない場合もあります。(例:トイプードルのシルバー×シルバーの交配では、子犬がすべてホワイトの場合もあります)その場合でも子犬たちを愛していただけますか?
何よりも、母犬は命をかけて出産します。最悪、母犬が死ぬ場合もあります。
Q.いやしK-9さん、子犬を安くひきとってくれませんか?
A.申し訳ありませんが、一般の飼い主さんの子犬はお引受けできません。
現在、動物愛護法により「動物取引を行うものは動物取扱業登録が必要」と定められています。
個人の方が子犬を販売する場合でも、この法律は適用されます。ご注意ください。動物取扱業の登録手続きは、各都道府県の畜産課または動物愛護課にお問い合わせください。
Q.ティーカッププードル・極小チワワに出産させたいです。子どもも小さくてかわいいはずですから…
A.成犬時2kg未満のメスの出産は、母犬にとっても子犬にとっても命がけです。飼い主さんも、出産後60日は誰かがおうちにいる状況をつくる覚悟が必要です。
2kg以下のメスの出産は、多くの場合帝王切開だと考えてください。ブリーダーさんの家で、2kg以下の母犬でも出産できるのは、24時間往診対応の獣医さんがいたり、いざとなったらブリーダーさん自身が助産するなど、徹底した対応が可能な環境だからです。
愛犬の出産をお考えの方は、是非、成犬時2kg以上になる女の子をご検討ください。
Q.子犬が増えると困るのでオスを飼います。でも、一生に一度は交配させてあげたいです。
A.犬の交配は、母犬の飼い主が父犬の飼い主に申し込むのがルールとされています。
ルールに従えば、「待つしかない」ということになります。ご近所の方・かかりつけの獣医さんなどに声をかけておいて、「ひたすら待つ」ということになるでしょう。
これは仕方の無いことです。考えてみれば、母犬は命の危険にさらされながら出産をするわけで、母犬の飼い主はその危険を承知の上で交配相手を探すのです。
もちろん、犬の妊娠・出産は金銭的にも、母犬の飼い主には大きな負担です。
そのうえ、交配のルールには母犬側に不利な条件があります。
父犬の飼い主に「一頭、子返し」(しかも選択権は父犬側)または交配料を払う、という。
小型犬の出産では、子犬が一頭しか生まれないこともあります。このようなときでも、「たった一頭の子犬」をとられてしまう、母犬側の飼い主さんの気持ちを想像してください。
子返しにしても、交配料(金額)にしても、犬の交配は人間同士のトラブルを招きやすいです。
運良くお嫁さんが見つかった場合は、交配のとりきめを書面で交わすことをお勧めします。


















